Linear Regressionとは
(線形回帰)型インジケーターになります。FXを初心者にてトレンド方向感覚がまだみについていないトレーダーにおススメなインジケーターです。




リニアリグレッションとは?
データの傾向(トレンド)を一本の直線で表す方法のことです。
たとえば、ある通貨ペアの価格が時間とともに上昇している場合、その価格の動きを一本の直線(最も近い平均的な線)で近似することができます。この線が「リニアリグレッションライン」です。
インジケーターの使い方
- リニアリグレッションライン:価格の平均的な進行方向を示す直線
- リニアリグレッションチャネル:この直線の上下に、価格のばらつきを示す帯(チャネル)を描いたもの
(イメージ図)

👉 「価格が進む平均的な道筋と、その上下の限界ラインを自動で表示してくれるツール」という感じになります。
【インジケーターの設定画面について】

(Linear Regression Channel)を描画するための期間(ローソク足の本数)になります。
チャートの動きに対してチャネルが遅すぎる、もしくは早すぎると感じた場合は「Periodの数値」を上下に調整してみてください。

各適用価格の意味と特徴
表示名 | 内容 | 説明 | 特徴 |
---|---|---|---|
Close | 終値 | ローソク足の終了時点の価格 | 一般的で最も信頼される |
Open | 始値 | ローソク足の開始時点の価格 | ギャップや寄付きに注目する場合 |
High | 高値 | その足の中で最も高い価格 | 高値ブレイク系の分析に有効 |
Low | 安値 | その足の中で最も低い価格 | 安値割れなどの検知に |
Median Price (HL/2) | (高値 + 安値) ÷ 2 | 中間価格 | ノイズをやや除去 |
Typical Price (HLC/3) | (高値 + 安値 + 終値) ÷ 3 | 価格のバランス点 | RSIやCCIなどに使われることも |
Weighted Close (HLCC/4) | (高値 + 安値 + 2×終値) ÷ 4 | 終値を重視した価格平均 | 終値を特に重要視する分析に向く |
おススメの設定
使用目的 | 推奨値 | 理由 |
---|---|---|
一般的なトレンド分析 | Close | 終値は最も信頼性が高い価格 |
ノイズを減らした分析 | Typical Price または Weighted Close | なめらかで安定したチャネルを描ける |
高安中心で見る場合 | Median Price | 上下の振れ幅を平均的に捉える |
まとめ(初心者向け)
「Close」=終値 を選んで使うのが無難でおすすめです。
慣れてきたら、チャートの動きやトレード手法に合わせて他の価格も試すと良いです。